吉見町議会 2015-12-01
12月01日-議案説明-01号
平成27年 12月 定例会(第5回) 平成27年
吉見町議会定例会会議録(第1号)〇議事日程 第1号平成27年12月1日(火曜日) 午前9時開会 開会及び開議第1
会議録署名議員の指名第2
議会運営委員長報告第3 会期の決定第4 諸報告第5 閉会中の
所管事務調査報告第6
町長提出議案の報告第7
町長提出議案の上程及び説明 散 会〇出席議員(14名) 1番 岩 田 晃 一 君 2番 戸 谷 照 喜 君 3番 秋 山 真 美 君 4番 安 孫 子 和 子 君 5番 伊 与 田 隆 君 6番 尾 﨑 豊 君 7番 神 田 隆 君 8番 荻 野 勇 君 9番 岩 崎 勤 君 10番 宮 﨑 雄 一 君 11番 杉 田 し の ぶ 君 12番 小 林 周 三 君 13番 内 野 正 美 君 14番 小 宮 榮 君〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町 長 新 井 保 美 君 副 町 長 市 川 近 雄 君 教 育 長 久 保 田 幸 夫 君 総 務 課 長 栗 林 一 之 君 政 策 財政課長 藤 倉 聡 君 地 域 振興課長 小 川 輝 由 君 会 計 管 理 者 小 川 福 美 君 税 務 会計課長 木 村 邦 彦 君 福 祉 町民課長 松 本 か お り 君 健 康 推進課長 小 川 幸 弘 君
子育て支援課長 小 林 啓 三 君
農政環境課長兼 舩 橋 義 明 君 農 業 委 員 会 事 務 局 長 農 政 環 境 課 関 根 正 徳 君 主 幹 ま ち 整備課長 中 島 浩 規 君 水 生 活 課 長 金 子 俊 一 君 教 育 総務課長 大 野 猛 君 生 涯 学習課長 田 島 秀 之 君 〇職務のため出席した事務局職員 議 会 事務局長 内 野 隆 君
△開会の宣告
○議長(
安孫子和子君) 皆さん、おはようございます。 議員各位におかれましては、ご健勝にて12月定例会に出席いただきまして、ありがとうございます。 これより平成27年12月第5回
吉見町議会定例会を開会いたします。 出席議員は14名でございますので、定足数に達しております。よって、会議は成立いたします。 これより本日の会議を開きます。 (午前 8時58分)
△
会議録署名議員の指名
○議長(
安孫子和子君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 8番、
荻野勇議員、9番、岩崎勤議員を指名いたします。
△
議会運営委員長報告
○議長(
安孫子和子君) 日程第2、
議会運営委員長報告を行います。 11月24日に
議会運営委員会を開いておりますので、
小林周三委員長にその結果の報告をお願いいたします。 小林委員長。 〔
議会運営委員長 小林周三君登壇〕
◆
議会運営委員長(小林周三君) 皆さん、改めまして、おはようございます。議長の命によりまして、
議会運営委員会の審議結果の報告をさせていただきます。 去る11月24日火曜日、午前9時30分から午前11時50分まで、4階執行部控室において
議会運営委員会を開催いたしました。出席委員は、神田隆副委員長、
杉田しのぶ委員、荻野勇委員、
伊与田隆委員と私、小林周三の全員でございます。議会より安孫子議長、
内野議会事務局長、そして執行部より
町長提出議案の説明として
栗林総務課長初め関係各課の担当課長の出席をいただき、議案第72号から議案第76号までの条例の制定及び一部改正、議案第77号から議案第81号までの平成27年度一般会計及び特別会計の補正予算、合わせて10議案について説明をいただいたところでございます。また、陳情書等につきましても審議をいたしました。 議事日程、審議予定表の審議の結果につきましては、皆様のお手元に配付のとおりでございますが、朗読をもって報告させていただきます。 平成27年12月
吉見町議会定例会議事日程。 平成27年12月1日、午前9時開議。(第1日)、開会及び開議の宣告。日程第1、
会議録署名議員の指名、8番、
荻野勇議員、9番、岩崎勤議員。日程第2、
議会運営委員長報告、
小林周三議員。日程第3、会期の決定、12月1日から12月3日まで3日間。日程第4、諸報告、議長報告、町長報告、教育長報告、10月20日、
埼玉中部環境保全組合議会定例会、
荻野勇議員、11月2日、
北本地区衛生組合議会定例会、
宮﨑雄一議員。日程第5、閉会中の
所管事務調査報告、11月12日・13日、
教育福祉常任委員会視察研修報告、
荻野勇議員、11月16日・17日、
総務建設常任委員会視察研修報告、
杉田しのぶ議員。日程第6、
町長提出議案の報告。日程第7、
町長提出議案の上程及び説明。 (第2日)、日程第1、一般質問、
岩田晃一議員、
荻野勇議員、神田隆議員、
秋山真美議員、
小林周三議員。 (第3日)、日程第1、一般質問、
杉田しのぶ議員、
戸谷照喜議員。日程第2、議案第72号 吉見町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例。日程第3、議案第73号 吉見町基本構想を議会の議決事件と定める条例。日程第4、議案第74号 吉見町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例。日程第5、議案第75号 吉見町税条例の一部を改正する条例。日程第6、議案第76号 吉見町
事務手数料条例の一部を改正する条例。日程第7、議案第77号 平成27年度吉見町
一般会計補正予算(第4号)。日程第8、議案第78号 平成27年度吉見町
下水道事業特別会計補正予算(第3号)。日程第9、議案第79号 平成27年度吉見町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)。日程第10、議案第80号 平成27年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)。日程第11、議案第81号 平成27年度吉見町
水道事業会計補正予算(第2号)。 なお、審議予定表につきましては、お
目通しお願いをいたしたいと存じます。 以上が
議会運営委員会での審議内容でございます。ご審議のほどお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。 ただいま
議会運営委員長の報告にありましたとおり、日程につきましては、この順序に従いまして議事を進めてまいりたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
安孫子和子君) 異議なしと認めます。 よって、この順序に従いまして議事を進めてまいります。
△会期の決定
○議長(
安孫子和子君) 日程第3、会期の決定につきましては、12月1日から12月3日までの3日間といたします。
△諸報告
○議長(
安孫子和子君) 日程第4、諸報告を行います。 最初に、9月定例議会以降における議長報告を行います。 平成27年9月15日、平成27年度
吉見中学校体育祭が行われ、議員各位にも出席をいただいております。 9月20日、第65回吉見町敬老会が
フレサよしみで行われ、議員各位にも出席をいただいております。 9月24日、
議員政策研修会が増田寛也氏を講師に迎え、「地方創生における地方自治体の役割について」を演題に、
県議会議事堂で行われております。 9月26日、町内各小学校の運動会が行われ、議員各位にも関係の小学校へ出席をいただいております。 9月27日、
よしみ幼稚園運動会がふれあい広場で行われ、
教育福祉常任委員会の皆様にも出席をいただいております。 同じく27日から28日まで、吉見町
商上会会員研修会が「商工会を取り巻く環境について」を演題に、渋川市で行われ、1日目の研修に参加しております。 9月28日、雨天で順延になりました東第二小学校の運動会に出席しております。 同じく28日、議会だより
編集委員会が執行部控室にて行われております。 9月30日、全員協議会が行われております。 同じく30日、川島町・
吉見町議会議員合同研修会が川島町で行われております。 10月1日、熊谷市誕生十周年記念式典が
熊谷文化創造館で行われております。 10月4日、第59回
吉見町民体育祭がふれあい広場で行われ、議員各位に出席をいただいておるところでございます。 10月6日、平成27年度第32回
自衛消防総合訓練大会が
比企広域消防本部総合訓練場で行われております。吉見町役場のチームが優勝し、心からお祝い申し上げます。 10月7日、議会だより
編集委員会が執行部控室で行われております。 10月10日、よしみけやき
保育所運動会が行われ、
尾﨑副議長並びに
教育福祉常任委員会の皆様にも出席いただいております。 同じく10日、小川町合併60周年記念式典が
小川町民会館で行われております。 10月15日、議会だより
編集委員会が執行都控室で行われております。 10月16日、第21回
東松山警察署管内地域安全大会並びに
東松山地区暴力排除推進大会が
松山市民活動センターで行われております。 10月17日、第34回
東松山警察署管内少年剣道大会が町民体育館で行われ、未来を担う若い剣士の皆様に歓迎と激励を申し上げました。 同じく17日、第15回
よしみコスモスまつり開会式が下細谷耕地で行われ、
総務建設常任委員会の
杉田委員長とともに出席しております。 10月18日、
下細谷天神社の祭礼が行われ、
町指定無形民俗文化財の下細谷ささら獅子舞の披露を敬意の念を抱きつつ見させていただきました。 10月20日、平成27年度
町村議会議員研修が「いのちをはぐくむ農と食」を演題に、
フレサよしみで行われ、議員各位とともに出席しております。 10月21日、平成27年度
町村議会広報研修会が東京都の砂防会館で行われ、議会だより
編集特別委員会の皆様とともに出席しております。 10月22日、第25回吉見町
クラブ対抗ゴルフ大会が
富貴ゴルフ倶楽部で行われ、表彰式に出席しております。 10月23日から24日まで、吉見町区長会研修が福島県で行われ、1日目の研修に出席しております。 10月24日、ときがわ町合併10周年記念式典が
アスピアたまがわで行われ、比企郡
町村議会議長を代表してお祝い申し上げました。 10月27日、三芳町議会を訪問し、小林議員、神田議員とともに
議場音響システムの視察を行っております。 10月28日、平成27年度
比企老連協親善スポーツ大会がふれあい広場で行われております。 10月30日、
主要地方道東松山―
鴻巣線整備促進期成同盟会設立総会が吉見町
保健センターで行われ、関係議員とともに出席しております。 10月31日、第38回
日本スリーデーマーチウェルカムパーティーが東松山市で行われております。 11月3日、第44回吉見町文化祭が
フレサよしみで、
吉見まつり商工祭及び第30回
吉見音頭発表会がふれあい広場でそれぞれ行われております。 11月5日、
上里町議会総務経済常任委員会の視察研修が
西吉見南部土地改良区の
水路維持管理事業について行われ、歓迎の挨拶を申し上げました。 11月8日、
オカリナ演奏会が西部ふれあいセンターで行われております。 11月9日、埼玉県
町村議会議長会役員会が
県民健康センターで行われております。 11月11日、第59回
町村議会議長全国大会が東京都の
NHKホールで行われ、比企郡
町村議会議長とともに出席しております。 11月12日から13日まで
教育福祉常任委員会の視察研修が長野県小布施町及び須坂市で行われております。後ほど荻野委員長より報告をいただきますので、よろしくお願いをいたします。 11月15日、
吉見消防団消防特別点検が
東松山消防署吉見分署で行われ、議員各位にも出席をいただいております。 11月17日、平成27年度吉見町安全・
安心まちづくり大会が
フレサよしみで行われております。 11月19日、
大里比企広域農道整備事業推進協議会先進地視察研修が神奈川県小田原市で行われております。 11月20日、
吉見町議会議場音響システムに係る
プロポーザル選考委員会が行われ、小林議員、神田議員とともに出席しております。 同じく20日、八丁湖
ヒーリングナイト点灯式が行われ、
総務建設常任委員会の
杉田委員長とともに出席しております。 11月21日、平成27年度吉見農業祭が行われ、
総務建設常任委員会の
杉田委員長とともに出席しております。 11月24日、
議会運営委員会が開催され、先ほど報告をいただきました
議会運営委員長の報告のとおりです。 11月26日、平成27年第1回
埼玉中部資源循環組合議会議員勉強会が
フレサよしみで行われ、小宮議員、岩崎議員とともに出席をしております。 以上で議長報告を終わります。 〔「議長、暫時休憩」と言う人あり〕
○議長(
安孫子和子君) 暫時休憩いたします。 休憩 午前 9時16分 再開 午前 9時16分
○議長(
安孫子和子君) 会議を再開いたします。
△発言の取り消し
○議長(
安孫子和子君) 訂正をさせていただきます。 先ほどの議長報告の中で、 削除をさせていただきますので、ご了承をお願いいたします。
○議長(
安孫子和子君) 続きまして、9月定例議会以降における行政の主要事業等につきまして、町長より報告を求めます。 町長。 〔町長 新井保美君登壇〕
◎町長(新井保美君) おはようございます。ことしも残すところ1カ月足らずとなりまして、冬の気配が濃くなってまいりました。議員の皆様には、ご健勝にて出席をいただき、12
月議会定例会が開催されますことに厚く御礼を申し上げます。 議長の命によりまして、平成27年9
月議会定例会以降の主な事務事業につき、各課の
取り組み状況等を報告いたします。 初めに、総務課の所管する事務事業から申し上げます。交通安全への取り組みでございますが、秋の
全国交通安全運動が9月21日から30日までの10日間実施されました。町では9月16日に町民会館におきまして、秋の
全国交通安全運動出発式を実施しております。
東松山警察署・
交通安全協会・交通指導員及び交通安全母の会の皆様のご協力をいただき、啓発活動、
交通事故防止活動を行いました。 次に、区長会の関係でございますが、10月23日・24日の両日、区長会研修が開催されました。27名の区長さんが参加され、
東日本大震災で被災された福島県いわき市の豊間地区を視察し、現在の復興状況や災害時の区長の役割について、地元の区長さん等からお話を伺うなど防災知識の習得に努めるとともに、区長相互の連携が深まるよう各行政区の運営等について情報交換をいたしました。 次に、水防への取り組みですが、11月4日に和名沼におきまして
東松山消防署吉見分署と合同の
救命ボート訓練を実施いたしました。当日は、吉見分署の指導のもと、町職員による乗船訓練など実践的な訓練を行いました。 次に、消防の関係でございますが、11月15日に吉見分署におきまして
吉見消防団消防特別点検を実施いたしました。消防団員74名が出動し、士気の高揚を図りました。また、細部にわたり点検を行い、火災に対する対策を行っております。これから火災が心配される時期を迎えますので、火災予防の啓発とともに、意識の高揚を図ってまいります。 次に、防災の関係でございますが、11月17日に第1回吉見町防災会議を開催し、
防災計画見直しの素案について審議をいただきました。今後は
パブリックコメントを実施し、来年3月をめどに
地域防災計画の改定に取り組んでまいります。 次に、11月17日に町民会館におきまして安全・
安心まちづくり大会を開催いたしました。当日は、消防庁の「災害伝承10年プロジェクト」を活用し、宮城県仙台市宮城野区福住町の町内会長の菅原康雄氏を講師に迎え、「隗より始めよ~侮るな地域力~ ~出来るだけ行政に頼らない地域力~」と題した防災講演会を行いました。大会の結びでは、町民一人一人が地域の担い手として自分たちの町は自分たちで守るという意識を持ち、安全で安心して暮らせる吉見町をつくるため、一層努力することを宣言いたしました。 次に、人権の関係でございますが、11月21日に
国立女性教育会館におきまして比企郡
市人権フェスティバルが開催されました。「広げよう 人権のこころ 咲かせよう こころの笑顔」をテーマに、声優で歌手の佐久聞レイさんの講演や、地域で活動されている団体の舞台発表、作品展示が行われ、人権意識の普及・高揚が図られました。 次に、訴訟について報告をさせていただきます。平成27年8月5日付で
埼玉地方裁判所に、吉見町
埼玉中部環境保全組合及び
埼玉中部資源循環組合に対する訴状が提出されました。3団体とも顧問弁護士の小川修氏を訴訟代理人として委任し、11月25日には
埼玉地方裁判所において第1回口頭弁論が行われました。町といたしましては、今後、訴訟代理人と協議しつつ、適切に対応してまいります。 続きまして、政策財政課の所管する事務事業について申し上げます。
総合振興計画でございますが、10月2日に第3回吉見町
総合振興計画審議会を開催し、吉見町の人口の現状を踏まえ、第五次吉見町
総合振興計画の
人口フレーム等の見直しなどについて審議をお願いいたしました。 次に、自衛消防の関係でございますが、10月6日に
比企広域消防本部総合訓練場におきまして第32回
自衛消防総合訓練大会が開催され、管内の事業所などから35チームが出場いたしました。本町からは3チームが出場し、Aブロックでは
東洋製罐株式会社埼玉工場が準優勝、Bブロックでは吉見町役場が優勝という好成績をおさめております。 次に、地方創生の関係でございますが、10月30日に第4回吉見町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略推進委員会を開催いたしました。10月1日から15日まで実施いたしました
パブリックコメントの結果を報告し、また「吉見町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」の最終案についてのご意見をいただき、10月30日付で総合戦略を国、県へ提出いたしました。 次に、11月3日にふれあい広場、町民会館を会場に吉見まつりを開催いたしました。文化祭、商工祭、福祉まつり、健康まつり、米まつり、各種団体によるバザーなどが開催されましたほか、
吉見音頭発表会では大きな触れ合いの輪ができました。当日は天候に恵まれ、町内外から多くの方々にご来場いただき、「笑顔でつながる元気なまちよしみ」にふさわしい盛大な祭りとなりました。 次に、行政改革の関係でございますが、11月26日に
行政改革推進委員会を開催いたしました。行政改革の取り組みによる平成26年度の財政効果額が2億9,790万6,054円になったこと、第五次吉見町
行政改革大綱の
取り組み内容などについて報告いたしました。なお、財政効果につきましては、広報及びホームページに掲載し、町民の皆様にお知らせをいたします。 続きまして、地域振興課の所管する事務事業について申し上げます。町のB級グルメの「あぶら味噌」でございますが、10月17日・18日に開催されました
よしみコスモスまつりを初め、11月3日の吉見まつりにおきまして、吉見町あぶら味噌研究会のほか取扱店が出店し、あぶら味噌を広くPRしていただきました。 次に、道の
駅活性化事業への取り組みでございますが、10月25日に道の駅におきまして吉見のうまいもんフェアを初開催いたしました。吉見いちごのスイーツやあぶら味噌の取扱店を初め、各種団体の協力をいただき、町グルメのPRと道の駅の活性化が図られております。 次に、特産品のPR事業への取り組みでございますが、10月29日に埼玉県で初めてとなる
ふるさと名物応援宣言を行いました。県内第1位の生産量を誇る町自慢の
特産品吉見いちごを使用した吉見いちごの加工品のブランドカをさらに高めるため、商品の情報発信を積極的に進めてまいります。 次に、
観光PR事業への取り組みでございますが、11月14日、県民の日に、第3回ひゃくあな祭を開催いたしました。近隣のご
当地キャラクターを初め各種団体の協力をいただき、おはなし会、ミニ江ノ電乗車体験、観光PRなどが行われ、大勢の人たちでにぎわい、町と吉見百穴の大きなPRになりました。 また、11月20日から22日までの3日間、町商工会の主催による第3回八丁湖
ヒーリングナイトが開催されました。ライトアップされた紅葉が八丁湖の水面に映え、多くの方に八丁湖と紅葉の美しさを再認識していただき、癒やしのひとときの提供がなされました。 次に、
西吉見南部土地区画整理事業の進捗状況でございますが、1街区では
株式会社ベルーナの操業開始に伴いまして、多くの町民の方が雇用されております。就業機会の拡大が図られ、事業の効果があらわれてきております。2街区では、プロロジスの物流施設が年内に完成する予定となっております。また、3街区の一部の
グローバルロジスティック・プロパティーズ株式会社の物流施設が完成し、10月7日に竣工式が行われました。現在は、
日本ロジテム株式会社がこの施設を賃借し、操業を開始しております。残りの分譲区画につきましても、早期に土地利用が図られるよう企業誘致を進めてまいります。 続きまして、福祉町民課の所管する事務事業について申し上げます。
社会福祉協議会との共催事業として、9月20日に町民会館におきまして敬老会を開催いたしました。出席されました597人の皆様に長寿のお祝いを申し上げますとともに、ますますお元気でご活躍をいただき、よりよいまちづくりにご指導を賜りますようにお願いをいたしました。 また、ことし喜寿を迎えられました163人、米寿を迎えられました94人の皆様には、各地区の民生委員さんから、また白寿を迎えられました7人の方には、訪問をさせていただいて長寿のお祝いを申し上げました。 次に、消費税率の引き上げに伴う低所得者への影響に配慮するための臨時的措置として給付されます
臨時福祉給付金の受け付けを9月1日から開始いたしました。11月末現在、申請をされた2,553人の方が受給しております。 続きまして、健康推進課の所管する事務事業について申し上げます。11月3日に吉見まつりの一環として○8の会(よいはのかい)、母子愛育会、
武蔵丘短期大学及び埼玉県
健康づくり事業団のご協力をいただき、
町民会館西側駐車場におきまして健康まつりを開催いたしました。当日は157人の方が血圧や体組成計測定、体力測定を受けられるなど、日ごろの健康状態を確認され、健康への関心を深めていただきました。 次に、
保健センターでの各種検診の実施状況でございますが、11月10日・11日・13日及び19日の4日間、集団検診による乳がん検診を実施し、494人が受診されました。また、11月22日及び24日から26日までの4日間、胃がん検診を実施し、511人が受診されております。 次に、
保健センター太陽光発電設備工事の入札でございますが、10月7日に入札を執行し、工事を発注いたしました。 続きまして、子育て支援課の所管する事務事業について申し上げます。10月10日にふれあい広場におきまして、よしみけやき
保育所運動会を開催いたしました。秋の運動会日よりに恵まれ、園児たちは保護者が応援する中、元気よく走ったり遊戯をしたりいたしました。また、保護者からは、子供たち一人一人が頑張る姿を見たり、親子競技を楽しんだりできてとてもよかったなど子供の成長や親子の触れ合いを喜ぶ感想をいただいております。 次に、消費税率の引き上げに伴う子育て世帯への影響を勘案するとともに、消費の下支えを図る観点から臨時的な措置として6月から行っておりました子育て世帯臨時特例給付金の申請受け付けにつきましては、11月30日をもって終了いたしました。合計で1,167件、児童数1,924人分の申請がございました。 続きまして、農政環境課の所管する事務事業について申し上げます。10月17日・18日に第15回
よしみコスモスまつりを開催いたしました。下細谷耕地約7ヘクタールのコスモスの摘み取りや枝豆狩りに町内外から大勢の方にお越しいただきました。また、会場と町民会館との間に無料シャトルバスを運行し、駐車場の混雑緩和に努めますとともに、イベント内容の充実を図るなど盛況のうちに終了することができました。 次に、11月3日に吉見まつりの一環としてふれあい広場におきまして米まつりを開催いたしました。このイベントは、吉見産の米の消費拡大を目的としたもので、農業者団体の協力のもと、地元産米のPRのほか農産物や加工品の販売などが行われました。 次に、11月19日に大里比企広域農道整備事業推進協議会の先進地視察研修を実施いたしました。会員の皆様と東松山農林振興センター、大里農林振興センターの職員を含めました16名で、神奈川県県西地域県政総合センターで事業実施中であります「農道整備事業小田原・湯河原地区」を視察いたしました。 次に、11月29日に荒川河川敷におきまして埼玉県央域荒川クリーン協議会によります一斉清掃が実施されました。吉見町の担当区域では、協議会関係者を初め、地元の皆様と吉見浄水場に関係する企業の方々の協力をいただき、不法投棄ごみなどの回収作業を行いました。 次に、入札でございますが、10月29日に入札を執行し、久保田地内の町費単独土地改良事業排水路改修工事、川の丸ごと再生プロジェクトに関する事業として案内標識製作設置工事、田甲共同集荷所解体工事を発注いたしました。 続きまして、まち整備課の所管する事務事業について申し上げます。10月30日に
主要地方道東松山―鴻巣線整備促進期成同盟会の設立総会を開催いたしました。当日は、東松山市、鴻巣市及び吉見町から首長、議会議長、議会担当委員長及び関係団体長が出席し、また来賓として県議会議員の皆様、東松山県土整備事務所長、北本県土整備事務所長にお越しいただきました。総会では、規約、役員の選任、事業計画及び要望等について協議がなされ、原案のとおり可決され、会長に私が就任いたしました。今後は、東松山市新宿小南交差点から鴻巣市御成橋東交差点までの約8キロメートルの区間について、早期に4車線化が図られるよう関係機関に要望してまいります。 次に、11月7日に吉見百穴周辺の市野川両岸におきまして、ふれあい市野川クリーンアップ作戦が開催されました。近隣にお住まいの皆様を初め、小中学生、商工会、企業などが参加され、河川敷きを中心に清掃活動をしていただきました。 次に、入札でございますが、9
月議会定例会以降、3回の入札を執行いたしました。委託関係では道路台帳整備補正業務委託、境界設置測量業務委託、用地測量業務委託を発注いたしました。また、工事関係では道路改良工事3件、側溝整備工事5件、舗装修繕工事2件、重要河川横見川改修工事を発注しております。 続きまして、水生活課の所管する事務事業について申し上げます。入札でございますが、9
月議会定例会以降3回の入札を執行いたしました。上水道関係では黒岩配水場・久米田配水場、電気計装設備定期点検業務委託、上水道配水管敷設工事を発注いたしました。下水道関係では2件の西部汚水枝線工事のほか管渠整備工事を発注いたしました。農業集落排水関係では、農業集落排水クリーン施設機械設備修繕工事を発注いたしました。 続きまして、教育委員会関係を申し上げます。小学校の空調設備設置工事でございますが、現在、受電設備を改修し、普通教室等への室内機・室外機の設置を終え、おおむね終了しております。今後、試運転を実施し、暖房の時期に間に合うように完了させてまいります。 次に、体育の関係でございますが、10月4日にふれあい広場におきまして第59回町民体育祭を開催いたしました。当日は3年ぶりの開催を祝うかのように晴天に恵まれ、対抗7種目、支部対抗1種目により競技が行われました。体育委員、区長、地域の皆様のご協力により36チーム、約7,000人が参加され、熱気に包まれ、触れ合いの輪が広がる盛大な祭典となりました。 次に、町民会館の取り組みでございますが、11月1日から11月21日までの間、埼玉県芸術文化祭2015地域文化事業
フレサよしみミュージック&フラワーフェスタを開催いたしました。フラワーフェスタでは、秋の草花の寄せ植えや「花」をテーマとした絵画や写真など約780点の作品を展示いたしました。また、吉見菊友の会によります菊花展や吉見町コミュニティ推進協議会によりますハンギングバスケットコンテストも同時に行われ、芝生広場を中心に色とりどりの草花で町民会館を彩りました。 また、11月14日開催のミュージックフェスタでは、吉見中学校吹奏楽部や
フレサよしみウインドオーケストラを初め、中学校、高校、一般から6団体270名の出演をいただきました。この事業が開催10回目を迎えましたことから、記念企画として
フレサよしみウインドオーケストラ常任指揮者の中畑裕太氏作曲による吉見町をイメージした吹奏楽オリジナル曲「金色の絆~吹奏楽のための祝典序曲~」が初めて披露され、ホールいっぱいに響き渡る迫力ある演奏を繰り広げていただきました。開催期間中は大勢の方が来場され、花と音楽を楽しんでいただきました。 最後に、一部事務組合について申し上げます。
埼玉中部環境保全組合でございますが、10月20日に平成27年第3回
埼玉中部環境保全組合議会定例会をお願いいたしました。「
埼玉中部環境保全組合個人情報保護条例の一部を改正する条例」、「平成26年度
埼玉中部環境保全組合一般会計決算認定について」及び「平成27年度
埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第1号)」の3議案が上程され、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり可決、認定をいただいております。 次に、北本地区衛生組合でございますが、11月2日に平成27年第3回
北本地区衛生組合議会定例会が招集されました。「北本地区衛生組合個人情報保護条例の一部改正について」、「北本地区衛生組合職員の再任用に関する条例の一部改正について」及び「平成27年度北本地区衛生組合歳入歳出補正予算(第1号)」の3議案が上程され、慎重審議の結果、原案のとおり可決をいただいております。 ただいまご報告を申し上げましたように、9
月議会定例会以降は3年ぶりの開催となりました町民体育祭を初め、コスモスまつりや吉見まつりなど町を挙げてのイベントに取り組んでまいりました。いずれのイベントも議員の皆様はもとより、町民の皆様、関係する団体の皆様の深いご理解と温かいご協力によりまして盛大に開催することができました。ご協力をいただきました皆様に心から感謝を申し上げますとともに、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。以上で町長報告を終わります。 続いて、9月定例議会以降における主な教育行政について、教育長より報告を求めます。 教育長。 〔教育長 久保田幸夫君登壇〕
◎教育長(久保田幸夫君) 改めまして、おはようございます。議員各位におかれましては、日ごろより町の教育行政推進にお力添えをいただいておりますことに心より感謝を申し上げます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、9月定例議会以降の教育長教育行政報告を申し上げます。 まず、教育委員会に係る事項でございますが、9月24日、10月23日、11月19日の3回の定例教育委員会を開催いたしました。協議いただいた事項でございますが、報告書に記載いたしました5つの事項でございます。いずれも慎重審議をいただき、議決をいただいたところでございます。 また、3回の定例教育委員会の中で、町の教育行政の現状報告と今後の学校教育の充実に一層資する目的で、2項目の内容について情報提供を行うとともに、慎重審議を行いました。各委員からは、それぞれについて貴重なご意見をいただくとともに、承認をいただきました。各委員から出されたご意見につきましては、今後町の教育行政推進に生かし、町の教育のさらなる充実を目指してまいる所存でございます。 続きまして、教育総務に係る重立った事務事業について報告申し上げます。9月15日ですが、多くの保護者、地域の皆様にご来場いただき、
吉見中学校体育祭が開催されました。若い力が躍動したすばらしい体育祭でございました。議員各位にもご臨席を賜り、まことにありがとうございました。 26日でございますが、町内6校で一斉に運動会が行われ、多くの保護者に子供たちの活躍を見ていただきました。運動場の水はけの問題から東第二小学校では順延となり、28日に実施をされました。 10月6日から23日にかけてでございますが、平成28年度4月、晴れて小学校に入学する児童を対象に就学児健康診断を実施をいたしました。なお、来年度の新入学予定児童は現在のところ117名でございます。 24日でございますが、吉見中学校合唱祭が行われました。多くの保護者の皆様が見守る中、すばらしい合唱が体育館中に響き渡りました。 11月6日でございますが、今年度新規事業で導入いたしました漢字能力検定を小学1年生を除く全児童生徒を対象に実施をいたしました。学校では4月から実施日まで語力の獲得のため計画的に指導し、児童生徒の学びを促してきました。結果は、12月中旬ごろ、漢字検定協会から各学校に送付される予定となっております。これを契機に児童生徒の意欲的な学びが習慣化できるよう、教育委員会としても今後、各学校を指導してまいりたいと考えております。 17日から19日にかけてでございますが、中学生スリーデイズチャレンジが実施されました。140名の中学1年生が46事業所で貴重な体験をすることができました。年々生徒数が減少している関係で、依頼する事業所も昨年より4事業所ほど減少をしております。 19日から20日にかけての2日間、教員県外研修を実施いたしました。今年度は秋田県大仙市の小中学校へ8名の教員を派遣いたしました。2月には研修の成果を共有するための県外研修派遣報告会を予定し、成果を共有するとともに、実践していく予定でございます。 28日ですが、教育委員会、町PTA連絡協議会、青少年を健全に育てる会との共催で「子供のやる気スイッチ教えます」というテーマで臨床心理士の美和健太郎氏を迎え、家庭教育講演会を行いました。保護者約120名が参加をいたしました。 続きまして、生涯学習課に係る主な事務事業につきまして報告をいたします。9月27日ですが、結成以来5年を迎えました
フレサよしみウインドオーケストラの結成5周年記念コンサートが行われました。団員数も大幅に増加するとともに、当日は満席になるほどの来場者がありました。 10月11日でございますが、吉見町の体育・スポーツの振興に貢献し、その功績が顕著であった功労賞3名、栄光賞2名、優秀選手賞32名、団体11団体に対しまして、体育協会長より表彰状と記念品が授与されました。 15日でございますが、平成28年1月10日、日曜日でございますけれども、この日に開催されます成人式の第1回実行委員会が開催されました。今年度の新成人は227名で、昨年度比31名の減でございます。 18日でございますが、下細谷の天神社でささら獅子舞が奉納されました。伝統芸能の継承が心配されている今日でございますが、小学生の参加も見られ、心強く思った次第でございます。 続きまして、児童生徒の活躍でございますが、行政報告書に記載をいたしましたとおりでございます。おかげさまをもちまして多くの皆さん方のお力添えによりまして、町の教育も極めてよい状況にあると思っております。そのかいあってか、今回も多くの児童生徒の文化面、運動面での活躍がありました。読み上げはいたしませんが、ぜひともお目通しをくださるようお願いをいたします。今後とも学力向上を最重要課題とし、あらゆる面での活躍が随所に見られ、学校が一層活性化し、誰からも信頼される学校になるよう教育委員会としての責任をはたしてまいる所存でございます。 議員各位におかれましても、今後とも学校教育のより一層の充実にご指導、ご支援、ご協力をくださいますようよろしくお願いを申し上げまして、9月定例議会以降の教育長の行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。以上で教育長報告を終わります。 続いて、10月2日、
埼玉中部環境保全組合議会定例会が開かれておりますので、
荻野勇議員より、その結果の報告をお願いいたします。 荻野議員。 〔8番 荻野 勇君登壇〕
◆8番(荻野勇君) 皆さん、おはようございます。議長の命によりまして、平成27年第3回
埼玉中部環境保全組合議会定例会の結果につきまして報告を申し上げます。 10月20日午前9時から、埼玉中部環境センター議場で開会しております。出席議員は、吉見町議会選出の尾﨑豊議員、
杉田しのぶ議員、
小林周三議員、私、荻野勇を含む13名でありました。執行部の出席者は、新井管理者、原口副管理者、現王園副管理者、事務局が3名であります。 付議されました議案は、
埼玉中部環境保全組合個人情報保護条例の一部を改正する条例、平成26年度
埼玉中部環境保全組合一般会計決算認定について、平成27年度
埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第1号)の3議案であります。 最初に、管理者から事務の執行状況について報告がありましたので、その概要を申し上げます。平成27年4月から9月までの管内から搬入されたごみ量は、可燃ごみ1万8,247.82トン、粗大ごみ586.94トン、合計1万8,834.76トンであり、昨年度同期と比較して可燃ごみ303.44トンの減、粗大ごみ47.27トンの減、合計では350.71トン、1.83%の減であります。なお、ほかに坂戸市から212.45トン、大里広域市町村圏組合から225.74トン、小川地区衛生組合から49トンの可燃ごみを受託しております。 次に、灰の処理は、合計は2,169.18トンをセメント原料として処理委託をしております。また、今年度の排ガスのダイオキシン調査結果は、1号炉が0.0000013ナノグラム、2号炉が0.00019ナノグラム、3号炉が0.00012ナノグラムであり、それぞれ基準値5ナノグラムを大きく下回る良好な結果とのことであります。 次に、施設の運転管理及び維持管理業務は順調であるとのことでありますが、機械設備の老朽化による修繕費用はふえているとのことであります。 次に、平成27年6月3日に
埼玉中部環境保全組合監査委員宛てに
埼玉中部環境保全組合職員処置請求書が送付され、請求人は地元住民4名と請求者が代理人弁護士とのことであります。請求要旨の概要は、当組合と請求人との間に成立した和解条項に反して余熱利用施設温水プール等の要望書を利用して、建設禁止区域に新規ごみ処理施設の建設をするために支援した行為と金員を是正・補填すべきである。また、当組合の平成13年度から平成14年度までのごみ処理施設周辺地域環境整備事業補助金の支出は、ごみ処理施設周辺地域環境整備事業補助金等交付要綱に規定された補助対象となる事業以外に交付されたものが多く、違法であったので補填すべきであるとの請求内容でありました。 7月7日に住民監査請求要件審査を実施したところ、財務会計上の行為があった日から1年を経過した後に監査請求が提出されており、地方自治法第242条の所定の要件を具備していないことから却下する結果となり、7月14日付で監査委員から却下の通知をしたとのことであります。 次に、第2期大間処分場につきましては、廃止に向けて懸案となっている原水の水素イオン濃度が基準値の5.8ないし8.0に対して、直近の調査結果は11.5と依然高い状況とのことであります。 また、去る7月30日19時30分から、鴻巣市田間宮小学校体育館において、国土交通省大宮国道事務所主催の上尾道路の設計・用地説明会が開催され、第2期大間処分場が上尾道路の計画区域にどの程度含まれるのか懸案となっておりましたが、都市計画決定どおり、57メートルの幅員で建設されることが決定されたとのことで、第2期大間処分場は3割程度が含まれることとなります。今後の対応について、国及び埼玉県と地元が意見の調整を図りながら協議が進められると思われ、進展があれば報告されるとのことであります。 以上、管理者諸報告の概要であります。 次に、管理者提出議案の上程及び提案理由の説明が行われましたので、報告を申し上げます。 議案第8号
埼玉中部環境保全組合個人情報保護条例の一部を改正する条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う規定の整備を行うものであります。 議案第9号は、平成26年度
埼玉中部環境保全組合一般会計決算認定についてであり、歳入総額8億316万8,449円、予算現額に対し525万8,449円の増であり、歳入の主なものは分担金及び負担金5億609万6,000円、使用料及び手数料1億4,980万3,500円であります。 歳出は、支出済額7億8,301万7,030円、執行率98.1%であり、支出の主なものは総務費1億754万98円、衛生費6億6,940万6,992円であります。歳入歳出差し引きの次年度繰越金は2,015万1,419円であります。 議案第10号は、平成27年度
埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第1号)についてであり、歳入歳出それぞれ1,515万1,000円を追加し、予算総額は7億7,008万1,000円であります。歳入は、繰越金1,515万1,000円の増額で、歳出は総務費、総務管理費、財政調整基金費1,015万1,000円の増額であります。 以上が管理者提出議案であり、上程されました3議案は、慎重審議の上、それぞれ原案のとおり可決認定されました。 以上をもちまして、平成27年第3回
埼玉中部環境保全組合議会定例会の報告とさせていただきます。なお、11月5日、6日で議会行政視察研修を実施し、1日目は富山県富山地区広域圏事務組合の富山地区広域圏クリーンセンターを視察し、2日目は石川県金沢市の西部環境エネルギーセンターを視察してまいりました。大変有意義な研修でありましたことを報告させていただきます。 なお、資料につきましては、後ほどお目通しいただきたいと存じます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。 暫時休憩いたします。 休憩 午前10時05分 再開 午前10時21分
○議長(
安孫子和子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 続いて、11月2日、
北本地区衛生組合議会定例会が開かれておりますので、
宮﨑雄一議員よりその結果の報告をお願いいたします。 宮﨑議員。 〔10番 宮﨑雄一君登壇〕
◆10番(宮﨑雄一君) 皆さん、こんにちは。議長の命によりまして、平成27年第3回
北本地区衛生組合議会定例会についてご報告をいたします。 平成27年第3回
北本地区衛生組合議会定例会は、11月2日、会期1日と定め開会されました。吉見町議会からは、神田隆議員、
秋山真美議員と私、宮﨑雄一の3名が出席をいたしました。なお、新井保美町長も副管理者として出席をいたしております。 平成27年1月から9月までの搬入量は2万376.04キロリットルで、前年の同一時期と比較して518.34キロリットル、2.61%の増量です。構成市町全てで増量となり、吉見町は4,275.5キロリットルで、252.41キロリットル、6.27%の増となりました。 次に、平成28年度市町村負担金の試算については、平成27年度と同額の2億9,000万円とのことで、吉見町の負担額は5,731万9,000円で、60万円の増額で1.06%の増になると試算されるとのことでした。1月から9月末日までの搬入量に比べ、年末は各家庭の浄化槽清掃が行われるため、搬入量がふえると考えられるので、負担金額及び増減率については変動があると予想されるとのことです。また、全員協議会の中で組合が導入しているバジリス菌の効果等について報告がありました。導入による効果として、水質浄化能力の安定化や汚泥の減量化及び周期分解による臭気を抑え、脱臭で使用する薬品の使用量の削減化が挙げられ、薬品使用量等の削減効果から費用対効果は高いものであると考えられるとのことであります。 管理者提出議案は3件で、議案第12号は北本地区衛生組合個人情報保護条例の一部改正については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の趣旨を踏まえ既定の整備を行うため、北本地区衛生組合個人情報保護条例の一部改正を行うもので、原案のとおり可決されました。 議案第13号 北本地区衛生組合職員の再任用に関する条例の一部改正については、地方公務員等共済組合法の一部が改正されることに伴い、北本地区衛生組合の再任用に関する条例の一部改正を行うもので、原案のとおり可決されました。 議案第14号 平成27年度北本地区衛生組合歳入歳出補正予算(第1号)については、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ2,882万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億814万1,000円とするもので、原案のとおり可決されました。 また、平成28年度中の議会の会期日程及び議会運営に関する事項等について、
議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査の申し出があり、閉会中の継続審査とすることで決定をいたしました。 管理者行政報告の中で、各施設周辺住民の健康への影響や汚泥等の再利用等についての安全を確保するため、敷地境界における大気中の放射線測定や汚泥等の放射性物質量の測定を定期的に行い、これまで計測した数値とほぼ同様の値であり、基準値と比較しても低い値が計測されている旨の報告がありました。 また、11月9日、10日には、組合議員全員で行政視察研修を行うことが議決され、今年度の行政視察については汚泥の減量化として生物処理工程でバジリス菌を定期的に投入し、汚泥の減量化や安定化を図っている先駆け的な施設である長野県伊那市の伊那中央行政組合伊奈中央衛生センターと下水道への直接放流を行っている施設である長野県諏訪市や茅野市衛生組合中央アメニティパークを視察することとなりました。 なお、本会議開会前に北本地区衛生組合議会議員の勤続5年の功労表彰がとり行われ、市議会選出議員、富沢孝至氏が表彰されました。 雑駁ではありますが、以上をもちまして報告といたします。ありがとうございました。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。以上で諸報告を終わります。
△閉会中の
所管事務調査報告
○議長(
安孫子和子君) 日程第5、閉会中の
所管事務調査報告を行います。 初めに、11月12日、13日、
教育福祉常任委員会の視察研修が行われております。荻野勇委員長より、その報告をお願いいたします。 荻野委員長。 〔教育福祉常任委員長 荻野 勇君登壇〕
◆教育福祉常任委員長(荻野勇君) 皆さん、改めましてこんにちは。議長の命によりまして、
教育福祉常任委員会の視察研修報告をさせていただきます。 平成27年11月27日 吉見町議会議長 安孫子 和 子 様
教育福祉常任委員会 委員長 荻 野 勇
教育福祉常任委員会視察研修報告書
教育福祉常任委員会は、先進地の視察研修を実施したので、その概要について下記のとおり報告いたします。 記1 期 日 平成27年11月12日(木)・13日(金)2 視察場所 12日 長野県上高井郡小布施町 13日 長野県須坂市3 目 的 1)町立図書館の管理運営について 2)地域医療福祉ネットワークの取り組みについて4 参 加 者 委員長、荻野勇、以下敬称は略させていただきます。副委員長、小宮榮、委員、小林周三、委員、宮﨑雄一、 委員、
安孫子和子、委員、尾﨑豊、委員、岩田晃一。5 随 行 員 教育長、久保田幸夫、健康推進課長、小川幸弘、生涯学習課長、田島秀之、議会事務局係長、原口小百合。6 説 明 者 長野県小布施町町 町立図書館長、関良幸。 長野県須坂市 議会事務局長、伊藤範子、健康福祉部長、樽井寛美、健康福祉部健康づくり課地域医 療福祉ネットワーク推進室、小湊由香里。7 視察目的 吉見町立図書館は、昭和60年5月5日に開館いたしまして、ことしで30年目の節目を迎えております。その間、町民の身近な生涯学習の場として、広く町民文化・教養・調査研究等に資する図書や資料を収集するとともに、イベントや各種事業を展開し、読書の普及・推進及び情報提供を行っております。 今後も生涯学習活動のための図書や資料の収集及び魅力的なイベント・各種事業を実施し、図書館サービスの充実に努め、多くの方にご利用をいただける身近な生涯学習の場・情報発信拠点としての管理運営が求められております。 一方、当町における高齢者の状況ですが、高齢化率は26.6%となっており、団塊の世代全体が75歳となる平成37年度には、10%上昇すると推計されております。介護保険の利用状況は、75歳を超えると介護度も上昇し、サービスの利用割合も一層増加することから、介護度が重度化しても住みなれた地域で自分らしい生活を続けられるよう地域包括ケアシステムの構築が急務とされています。中でも在宅医療と介護の連携が最も重要となっており、昨年の法改正に伴い、介護保険の地域支援事業(市町村事業)として平成29年度までに全ての市町村で体制を整備することとされ、当町においても比企医師会管内の関係市町村が連携し、速やかに在宅医療・介護連携が図られるよう望まれております。 そこで、本委員会では、今年度、開館6年目を迎えられ、交流と創造を楽しむ文化の拠点として先進的な自主事業等に取り組み、町内外から年間14万人を超える多くの方に利用されている「長野県小布施町立図書館 まちとしょテラソ」を視察し、今後の吉見町立図書館の管理運営の参考とするとともに、須坂市においては、隣接する小布施町、高山村との1市1町1村で構成する須高地域で一体となった取り組みを展開している「地域医療福祉ネットワーク」の取り組み状況について、今後進める介護保険の地域ケアシステム構築に向けた在宅医療・介護連携の参考とするため、視察研修を実施いたしました。 8 視察経過 初めに、長野県小布施町の視察経過について報告いたします。 小布施町は、長野県北部の長野盆地に位置し、周囲を千曲川など3つの川と雁田山に囲まれた自然豊かな平坦な農村地帯で、西は長野市、東は高山村、南は須坂市、北は中野市に隣接し、北信五岳を一望できる環境となっております。 気候は、中央高地型気候で、夏は35度、冬はマイナス10度まで下がる内陸盆地特有の激しい寒暖の差があります。また、年間降水量は約900ミリメートルと全国的にも極めて雨量の少ない地域であります。 その面積は、19.07平方キロメートルと長野県で最も小さく、町の中心部から半径2キロメートルほどに全ての集落があり、生活面でも行政面でもコンパクトにまとまった町で、平成27年10月1日現在の人口は、1万1,216人であります。 町の産業は、栗の生産やリンゴ、ブドウといった果樹を主体とした農業が中心であります。中でも、特産の栗を使った栗菓子が全国的にも有名で、町の観光の目玉にもなっております。また、葛飾北斎の肉筆画や書簡などを所蔵する「北斎館」を初め、歴史的遺産を生かしたまちづくりでも人気を呼び、今や北信濃地域有数の観光地として認知度も高く、年間100万人もの観光客が訪れる町となっております。 まず、関良幸館長から小布施町立図書館の建設経過及び概要について説明していただきました。 小布施町の図書館は、大正12年に長野県下では9番目の公共図書館として開館しております。その後、公民館等に移転を繰り返し、昭和54年の役場庁舎の新築にあわせて庁舎3階に図書館が設置されました。 以前の図書館は、庁舎内という合理性はありましたが、当初から開架スペースが狭いことやエレベーターもない3階ということもあり、高齢者などには利便性に欠けていたこと、また長野県下で電算化が一番おくれていたこと、さらには駅に隣接していた書店が撤退し、本との触れ合いが少なくなってしまったことなどから、独立建物としての新しい図書館を要望する声が住民から寄せられ、平成3年の第3次小布施町総合計画策定時に移転・新築が盛り込まれました。 そして年を経て、平成13年に新しい町立図書館の移転計画の気運が高まり、具体的な検討が始まりました。町では、建設計画時から町民との協働により建設したいとの考えから、図書館のあり方検討会などの委員を町民から募り組織し、町民による議論を経て、提言・意見等を取りまとめた報告書が提出されました。 平成19年には、これら提言・意見等を踏まえ、新しい町立図書館の基本構想がまとめられ、従来の学びの場や文化継承の場である図書館を発展させた「学びの場、子育ての場、交流の場、情報発信の場」を4つの柱とした「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」を運営理念とし、図書館建設に向けて動き出しました。 新しい図書館の設計には、この運営理念をもとに全国から公募を行い、166の応募の中から審査を経て、最終的に5案について町民公開のプロポーザル審査を行い、設計案が決定されております。 その後、この設計案をもとに、町民で組織する約100名の建設運営委員会・作業部会等で延べ50回の会議を重ね、平成21年7月に小布施町の新しい図書館となる「まちとしょテラソ」が開館いたしました。 図書館の事業内容につきましては、図書館のコンセプトであります「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」の運営理念のもと、「本と人をつなぐ場、本を介して人と人をつなぐ場、創作活動・表現活動を応援する場、子育ての場」として各種事業を開催しております。 図書館の原点であります「本と人をつなぐ場」では、新たな作品や作家との出会いを演出するため、毎月テーマを決めスタッフ手づくりの説明文やイラストを添えて「テラソ100選、本の福袋、スタッフお薦め本コーナー、あの頃・あの時コーナー」などを設置し、読書の普及・推進を図っております。 次に、「本を介して人と人をつなぐ場」では、年2回の図書館まつりの開催やまちじゅう図書館事業に取り組んでおります。まちじゅう図書館事業は、町内の個人宅やお店の少しのスペース(玄関先や倉庫など)を活用し、一軒一軒が図書館、一人一人が館長となり、訪れた人と館長が本を通じて交流を楽しむということで始められた事業であります。開始時は10店舗からスタートし、現在は15店舗が参加しております。 次に、「創作活動・表現活動を応援する場」では、本を読んだら今度はみずから書いたり・描いたり・つくったり、創作者・表現者になってもらいたいとの思いから、花をテーマにした創作童話「花の童話大賞」の公募や本に関係するワークショップの開催などを行っております。創作童話「花の童話大賞」の公募は、開館5周年を記念して実施したもので、全国から1,040編の応募があり、最終審査に残った30編を「花の童話大賞作品集」として作成いたしました。また、この企画に伴い、町民や小学生を対象に「童話の書き方教室」を延べ40回開催したところ、町内から58編(うち小学生28編)の応募がありました。 次に、「子育ての場」では、子供と保護者がゆっくり向き合い、心ふれあう場所づくりのためのお話会やワークショップ「テラソで部活」など、小中学生と保護者を対象とした事業を開催しております。 平成26年度の利用状況は、開館前の平成19年度と比較しますと、来館者数で2万2,360人に対し、約6.3倍の14万1,096人、貸出冊数で3万5,698冊に対し、約2.5倍の8万8,610冊となっておりますとの説明をいただきました。 以上の説明を受けた後、施設を見学させていただき質疑に入りました。 まず、「館内の清掃などの施設管理はどのようにしていますか」との質問に対し、「館内の清掃につきましては、開館前の30分に職員が出勤し館内の清掃を行い、閉館時には、職員が机の上やトイレ等を清掃してから帰りますので、日常清掃についてはほとんど職員で対応しております。なお、床クリーニング及び窓ガラスにつきましては、業者に年1回の清掃委託をしております」との説明がなされました。 次に、「現在の職員数及び勤務時間はどのようにされていますか」との質問に対し、「職員数は、任期付職員として、館長1名、臨時職員及びパートが7名となっております。臨時職員の勤務時間は、月20日、160時間の職員が4名、月15日、120時間の職員が2名、月約80時間の学生アルバイトが1名となっております。そのうちの2名が司書の資格を有しております」との説明がなされました。 さらに、「開館時間が午前9時から午後8時までとのことですが、職員の勤務体制はどのようにされていますか」との質問に対し、「職員の勤務体制は、早番・遅番の勤務となっております。平日は、早番8時30分からの勤務2名、遅番11時30分からの勤務2名、休日は、早番3名、遅番2名の勤務体制で、館長を除く臨時職員7名でシフトを組んでおります。なお、イベントやその他特別な行事があるときは、状況に応じて増員しております」との説明がなされました。 次に、「まちじゅう図書館の本の購入はどのようにされていますか」との質問に対し、「まちじゅう図書館の本は、それぞれ参加していただいておりますオーナー所蔵の本となっております。平成24年10月よりスタートした事業で、個人宅やお店の少しのスペースに本棚を設置していただき、それぞれのオーナーの趣味の本や仕事に関する本など、思い入れのある本が個性豊かに並んでいます」との説明がなされました。 次に、「子育ての場として各種事業に取り組まれておりますが、その内容はどのようなものですか」との質問に対し、「小中学生を対象とした事業として、まちとしょテラソおはなしの会のボランティアの皆さんにより、毎月2回の読み聞かせ会を初め、お父さんによる読み聞かせ会やワークショップお菓子の家をつくろうなどを開催しております。その他家庭で親と子の触れ合いを感じながら読書の楽しさを知っていただく事業にも取り組んでおります」との説明がなされました。 次に、「今後の図書館運営をどのように考えていますか」との質問に対し、「この図書館は、子供もお年寄りも使いやすい図書館を地域の人たちが熱望し建設された施設で、町民が主役の図書館であります。図書館運営がどうあるべきか、どうすべきか迷ったときは、『交流と創造を楽しむ、文化の拠点』の運営理念に立ち返って考えることにしています。誰のための、何のための施設なのかを常に忘れないことが基本であり、とても大切なことだと考えております。今後もこの理念に沿った運営に心がけてまいります」との説明がなされました。 次に、「図書館基金を活用して建設費に充てられたようですが、いつごろから基金の積み立てを始めましたか」との質問に対し、「町では、当初から図書館の建設費については、借り入れする考えはなかったと聞いております。平成12年から積み立てた図書館基金の3億1,351万8,000円とまちづくり交付金の8,212万2,000円を建設費に充てております」との説明がなされました。 次に、「図書購入の選定基準はどのようにされていますか」との質問に対し、「図書購入の選定基準はございませんが、当図書館の年間の図書購入費の予算は約300万円で、一般書や子供の絵本、紙芝居などの児童書を含めて町民からのリクエストにより、約2,100冊を購入しております。特に十数年前に町から書店が撤退したために町民の皆さんからの要望は、新刊を中心とした文芸書のリクエストが非常に多く、それらを中心に本を選定しております」との説明がなされました。 次に、「人口約1万1,000人に対し、町内の登録者数は約4,000人とのことですが、新規登録の取り組みはどのようにされていますか」との質問に対し、「新規登録につきましては、昨年、小学生の全学年を対象に放課後を活用し10日間かけて、施設の利用方法や各種事業などの説明会を開催し図書力ードを配布しております」との説明がなされました。 次に、「図書館長の任期は、最長5年間ということですが、今後も公募されていくのでしょうか」との質問に対し、「これまでは、元教員や元役場職員が館長を務めておりましたが、図書館建設の準備を進める中で、新しい感覚を取り入れたいとの考えから公募にしたのではないかと思います。初代館長は、演出家であり映像作家で、その専門性を生かした古書などのデジタル化や数多くのワークショップ事業等を展開しておりました。私は、2代目で図書館運営の経験はありませんが、元出版社に勤務し本の編集にかかわっておりましたので、童話作品集の作成や本のおもしろさを伝える特設コーナーを設置するなど、これまでの経験や発想を生かした事業を進めております。今後の動向についてはわかりませんが、図書館を運営していく上で、新しい発想の転換も必要なことと思われます」との説明がなされました。 次に、「多目的室はどのように利用されていますか」との質問に対し、「多目的室の利用につきましては、まちとしょテラソのコンセプトであります『交流と創造を楽しむ、文化の拠点』の理念のもとに、町民の皆さんが集い親しまれる場として読み聞かせボランティアなど、多くの方々が利用しております」との説明がなされました。 ほかにも活発な質疑がなされましたが、施設見学そして質疑応答を通し、小布施町立図書館は、行政と町民との協働により建設され、従来の本を貸すだけの図書館ではなく、「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」の運営理念を基本に、まちじゅう図書館を初め、さまざまな工夫を凝らした事業に取り組まれている様子を視察させていただきました。 吉見町においても、今後、図書館の管理運営を進める上で、身近な生涯学習の場・情報発信拠点として、魅力ある図書や資料の収集を図りつつ、本に親しみ、読書の楽しさ、すばらしさを感じることができるような特色のあるイベント・各種事業を実施するなど、多くの方に利用していただけるよう図書館サービスの充実に取り組んでいかなければならないことを改めて感じた研修でありました。 次に、長野県須坂市の視察経過を報告いたします。 須坂市は長野県の北東部、長野盆地の東部に位置し、西は千曲川を挟んで長野市に、北は小布施町、北から東にかけて高山村、三国山脈を県境に群馬県嬬恋村に接しています。須坂市の歴史は古く、明治9年に須坂村が改称し須坂町となり、その後、隣接の村が編入され、昭和29年4月に市制施行し須坂市となり、面積は149.84平方キロメートルであります。 人口は増加の一途をたどり平成10年10月には5万4,000人を超えましたが、その後は人口の微減傾向が続いており、本年10月現在5万1,657人となっております。 明治から昭和初期にかけては製糸の町として栄え、近年は電子機械・金属工業を中心とする工業と風光明媚な観光地として、また、全国有数のリンゴ・ブドウなどの果樹農業が盛んな産地都市として躍進を続けております。 まず、須坂市議会事務局幡野氏の司会進行により、市長並びに議長が所用のため本日対応できない旨のお話の後に、伊藤議会事務局長から須坂市の概要、続いて樽井健康福祉部長並びに同健康づくり課「地域医療福祉ネットワーク推進室」の小湊様より、「地域医療福祉ネットワークーの取り組み概要」について説明をいただきました。 初めに、須坂市は、昭和33年に地域住民と行政が協働で健康増進の取り組みを始めた「保健補導員制度発祥の地」と言われております。 高齢化率は29.7%で要介護認定率は14%、長野県内19市の中で最低の認定率であり、認定率が低いことで介護保険料基準額は4,768円となっております。要因としては、元気な高齢者が多いということではないかと思っています。 須坂市に隣接する小布施町、高山村の1市1町1村は「須高地区」と呼ばれ、人口は3市町村合わせても7万人程度と大変コンパクトで、顔の見える関係づくりのできる地域であり、一部事務組合を持つなど日ごろから協力・連携を図ってまいりました。 また、医療関係では、病院は3カ所あり、市内の県立須坂病院338床を初め、轟病院99床、小布施町に新生病院155床、診療所等は医科43、歯科29、調剤薬局29、その他介護サービス事業所は73という状況で、医師会、歯科医師会、薬剤師会が同一エリアであるため、医療連携が深く結ばれております。 しかし、行政と医療機関、また各市町村にある地域包括支援センター間の連携・調整などは不十分であったため、平成22年4月に地域医療福祉ネットワーク推進室を設立いたしました。 この推進室は、医療、介護職等を中心に在宅医療・介護・福祉に関係する多職種が1つのテーブルで情報共有しながら顔の見える関係を構築し、須高地域の共通課題について広域で取り組むことにより、効果的な課題解決につなげることを目的としたものです。 在宅医療・介護連携推進事業につきましては、全国的には平成27年度から介護保険制度の地域支援事業において、在宅医療連携拠点事業に取り組むよう位置づけられたところですが、須高地域では平成24年度から国のモデル事業に参加し、地域でこの事業の取り組みを進めてきました。 この先行した取り組みにより、平成29年度までに実施することとされている8項目の事業については、既に基本的な体制が整っております。具体的な取り組み状況について一例を申し上げますと、まず「地域の医療・介護の資源の把握」については、地域内で受けられる全ての資源を網羅した「須高地域で安心して医療・介護・福社が受けられるために」という35ページで構成した冊子を作成し配布しております。 次に、「切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築の推進」ですが、これが重要であり、住民の一番求めているところです。 在宅療養している方の一番の心配は急変した時の対応で、主治医が1人で患者を診ていると不在のときに急変の知らせが届いても対応できない状況になっていました。今後もこのままでいいのだろうかという不安を常に抱えていましたので、このような状態を解決するには、主治医が全てを診るのではなく、ネットワークを活用し、協力医療機関で後方支援ができるような体制をつくること。さらに、夜間、急変時に入院が必要となった場合でも、速やかに後方支援病院がベッドを提供する体制を確保することが…… 〔「議長、休憩」と言う人あり〕
○議長(
安孫子和子君) 暫時休憩いたします。 休憩 午前11時04分 再開 午前11時14分
○議長(
安孫子和子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
◆教育福祉常任委員長(荻野勇君) 大変失礼しました。続けさせていただきます。 さらに、夜間、急変時に入院が必要となった場合でも、速やかに後方支援病院がベッドを提供する体制を確保することが主な取り組みであります。 日ごろから訪問看護ステーションと主治医が連携し、患者情報をタイムリーに共有できる体制が整わないと24時間安心して在宅療養ができる支援にはつながりません。ポイントとしては、訪問看護の情報をネットワークシステムに活用し、速やかに主治医に伝達、同時に後方支援病院でも同じ情報が閲覧できる環境を構築することにより、緊急入院となっても対応がスムーズにとれることにあります。昨年から、このネットワークに訪問看護師と医師だけでなく、担当ケアマネジャーも共有できる環境を整えました。 また、「地域住民に対する普及啓発」も挙げられていますが、住民向けの集いを毎年1回開催し、その時代に合った話題を取り上げています。最近では在宅療養を最後まで続ける取り組みとして自宅での「みとり」に関する研修を大きなテーマとし、「みとりができる地域」を取り上げました。 近年では、介護職員が大変若くなっており、自分自身も在宅でのみとりの経験のない人が多く、この点に関しても自宅で看取る感覚が共有できるよう須高地域医療福祉推進協議会の関係者で協議し、「みとりのパンフレット」を職員向け、家族向けにそれぞれ作成し配布しております。時代も変わってきていますので、元気なうちにみずからの終末期を冷静に考え家族と話し合うことは、「今を元気よく生きる」ということにもつながるのではないかと考えています。医師会からは、このような取り組みは大変重要なことであるが、最後は住民意識の向上が大切であるとの意見も出されています。 今後の展開ですが、高齢化が一層進む中で介護保険制度の果たす役割は大変大きなものとなってきます。中でも地域ケアシステムにおいて在宅医療と介護連携を進めていくことは、施設頼みではなく、住みなれた地域、自宅での療養が大変望まれているところでもありますので、住民の皆さんが本当に望む環境整備を地域で取り組んでいければと思っております。 以上の概要説明を受けた後に、質疑に入りました。 まず、「平成22年に地域医療福祉ネットワーク推進室並びに須高地域医療福祉推進協議会が設置されていますが、設置に至るまでの経緯とネットワークの体制についてはどうなっていますか」の質問に対し、「平成20年に市内の県立須坂病院の産科医が不在になり、地域で出産する環境がなくなってしまったことや、翌21年には新型インフルエンザが流行したことを背景に須高地域で広域的に取り組むべき課題解決のため設置いたしました。また、ネットワークの体制につきましては、須高地域にある医療機関は全て須高医師会に加入しておりますが、この在宅医療福祉ネットワークには内科の医師を中心に17の診療所が参加されております。歯科医師会については現在参加しておりません」との説明がなされました。 次に、「ネットワークシステムの件ですが、在宅療養されている方が急変した場合、どこの病院へ割り振るか、どこが受入れて入院させるのかなどは事前に決めていますか。また、そのコントロールはどこで受け持っていますか」の質問に対し、「在宅療養されている患者の情報は、主治医がシステムに登録しておきます。訪問看護により、得た情報についても看護師が同じシステムに登録しており、急変対応の依頼が出されたときは、後方支援病院として参加している小布施町の新生病院がネットワークの運営管理者となっていますので、適切に対応していただいています。厳密に常時、空きベッドを用意しているということではなく、緊急時に後方支援病院で必ず対応するという合意形成のもと運営されています」との説明がなされました。 次に、「ネットワークシステムの構築費用とランニングコストはどのくらいかかっていますか」の質問に対し、「既存の『在宅医療安心ネット(エイル)』を連携ツールとして活用しておりますので、経費としてはシステムの使用料約90万円と訪問看護ステーション5カ所に貸与しているアイパッド計6台にかかるリース代約50万円となっています」との説明がなされました。 次に、「訪問看護ステーションが5カ所あるとのことですが、看護師は何名で巡回されていますか。また、夜間の巡回訪問の体制は整っているのでしょうか。さらに、地域として人数は不足していませんか」の質問に対し、「事業所の規模にもよりますが、小さいところでは3名から大きいところで15名が在籍しており、全体では31名です。全ての看護師が24時間体制でオンコールを持って巡回しております。人数的なものにつきましては、他の地域の事業所を使っている方もおりますので、特に支障は感じておりません」との説明がなされました。 次に、「ネットワーク推進室に職員が4名配置されていますが、具体的な業務の内容と運営費の負担はどのようにされていますか」の質問に対し、「推進室では、須高地域医療福祉推進協議会が擁する2つの専門委員会が行う事業の事務局を全て担当しております。この他、多職種向けの研修会の開催など在宅医療連携拠点事業に関する事務を担っています。また、運営費用の負担割合ですが、現在、在宅医療と介護連携に係る部分については、全額国、県の基金事業補助金で取り組んでおりますが、それ以外の感染症対策などの事業については3市町村の人口割で算出し運営しています」との説明がなされました。 次に、「みとりができる地域づくりに取り組んでいるとのことですが、在宅療養を継続することは家族に相当な負担がかかりますが、その負担を支える介護体制、支援についてはどのようにされていますか」の質問に対し、「さまざまな介護保険サービスを上手に組み合わせ、在宅での療養をいろいろな職種が支えております。日ごろから多職種が連携し、効率よく支援ができるように研修を重ね、情報共有に関してもネットワークでの取り組みを行っています。ご家庭で介護を支え、みとりをすることは大変なことで、一番はご本人のことを考え、それを見守る家族の気持ちだと思います。須高地域の特徴は、訪問看護ステーションがしっかりと中心となって支援していることです」との説明がなされました。 次に、「これからの医療を考えるとかかりつけ医、かかりつけ薬局の重要性が見直されていると思いますが、須高地域ではどのような取り組みをされていますか」との質問に対し、「この地域においても医療費の削減をどう住民に理解していただくか。かかりつけ医、かかりつけ薬局を持ちましょうという呼びかけは広報を初め、あらゆるところで啓発しています。このネットワーク推進室を設置し、在宅医療福社の問題を検討したとき、まず取り組みたかったことは、薬剤情報の一元化でした。薬局の持つ情報をシステム化することで、お薬手帳を確認しなくても利用薬剤が確認でき、過剰投薬の防止からも構築を考えましたが、それぞれの薬局が使用しているシステムが異なるため、技術面と経費面双方から一元化することは困難でした。薬剤情報は住民の健康状態全てがわかり、緊急時の対応も速やかに行えますので、いずれは取り組みたいと思っています」との説明がなされました。 ほかにも活発な質疑がなされましたが、今後、高齢者が増加する中で、関係市町村また関係団体と連携・協議を進め、速やかに地域包括ケアシステムを構築するとともに、一層介護予防に取り組み、元気な高齢者を地域全体で支援していかなければならないことを改めて感じさせられた大変有意義な研修でした。 結びに、今回の視察研修に当たり、ご多用の中、詳細かつ多岐にわたる説明をいただきました長野県小布施町並びに長野県須坂市の皆様に心から御礼を申し上げ、
教育福祉常任委員会視察研修の報告といたします。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。 続いて、11月16日、17日、
総務建設常任委員会の視察研修が行われております。
杉田しのぶ委員長より、その報告をお願いいたします。
杉田委員長。 〔総務建設常任委員長 杉田しのぶ君登壇〕
◆総務建設常任委員長(杉田しのぶ君) 改めまして、こんにちは。それでは、議長の命によりまして、
総務建設常任委員会視察報告をさせていただきます。 平成27年11月27日 吉見町議会議長 安孫子 和 子 様
総務建設常任委員会 委員長 杉 田 しのぶ
総務建設常任委員会視察研修報告書
総務建設常任委員会は、先進地の視察研修を実施したので、その概要について下記のとおり報告いたします。 記1 期 日 平成27年11月16日(月)・17日(火)2 視察場所 16日 新潟県見附市道の駅「パティオにいがた」 17日 新潟県糸魚川市3 目 的 1)見附市の道の駅「パティオにいがた」の管理運営について 2)糸魚川市市民部市民課の「見える化による収納率向上」の
取り組み内容について4 参 加 者 委員長、杉田しのぶ、以下敬称は略させていただきます。副委員長、岩崎勤、委員、 内野正美、委員、神田隆、委員、伊与田隆、委員、秋山真美、委員、戸谷照喜。5 随 行 員 会計管理者、小川福美、税務会計課長、木村邦彦、地域振興課長、小川輝由、議会事 務局長、内野隆。6 説 明 者 新潟県見附市産業建設部 農林創生課副主幹、藤塚晴生、農業振興係主査、佐野智子。 見附市議会事務局 次長、山谷仁、議事係主査、斎藤裕美。 新潟県糸魚川市 議会議長、倉又稔、市民部長、田原秀夫、市民部市民課長、池田正吾、市民課納税係 長、蒲原麻里、市民課市民税係主査、田村公一。 糸魚川市議会事務局 議会係、横澤亮。7 視察目的 第1日目は、新潟県見附市にある道の駅「パティオにいがた」で視察研修をしてまいりました。 吉見町の道の駅「いちごの里よしみ」は、平成17年4月のオープンから10年が経過し、年間100万人を超える利用者があります。平成27年1月には、重点「道の駅」候補に選定され、今後も町の活性化の拠点としての役割がさらに重要となってきます。 そのような中で、道の駅で唯一、日本トイレ大賞の「国土交通大臣賞」を受賞されたという「パティオにいがた」のトイレを含む施設の維持管理について、また道の駅を拠点とした地域振興・さらなる地域の活性化について見聞を広めるため視察研修を実施いたしました。 第2日目は、新潟県糸魚川市へ「見える化による収納率向上」について視察研修をしてまいりました。 吉見町の町税収納状況につきましては、近年コンビニエンスストア収納を開始し、また滞納者の財産差し押さえなども実施しておりますが、収納率は微増にとどまるという状況が続いております。一方で地方自治体の財政は自主財源の確保が非常に重要であることに鑑み、新潟県内20市の中でも収納率第1位である糸魚川市の「集合納税方式」を初めとする収納率向上の取り組みや具体的な事例などを視察し、本町の今後の税収確保に生かすべく視察研修を実施いたしました。 8 視察経過 初めに、見附市の概要について申し上げます。 見附市は南北に長い新潟県の真ん中に位置し、市内には信濃川水系の刈谷田川が流れ、豊かな水と清涼な空気に恵まれております。 平成27年11月1日現在の見附市の人口は4万1,447人、面積は77.91平方キロメートルで、平成26年度一般会計歳入決算額は157億3,421万8,000円であります。 平成16年の豪雨により刈谷田川が破堤し、河川改修によって発生した用地を地域の防災及び交流の拠点として基盤整備を進める中で、道の駅「パティオにいがた」と地元の地域振興施設を一体的に整備し、市内外から気軽に立ち寄れるにぎわいのある観光交流施設として整備をされました。 研修に先立って「パティオにいがた」内にある「農家レストランもみの樹」で、地元でとれた野菜を中心としたバイキング方式の昼食をとりました。 研修では、見附市議会事務局次長の山谷仁様から歓迎の挨拶をいただき、私からは本町の道の駅「いちごの里よしみ」の概要と研修の目的などを申し上げた後、道の駅「パティオにいがた」の概要及び運営について説明を受けましたので、その内容について報告を申し上げます。 道の駅「パティオにいがた」を含めた刈谷田川防災公園の全体面積は4.6ヘクタールで、平成25年8月23日に開駅した道の駅は、鉄骨づくり平屋建て延べ床面積1,399平方メートル、主な施設の内訳は、交流休憩施設、農産物等販売施設「健幸めっけ」、農家レストラン(80席)「もみの樹」、トイレ(28器)、防災展示施設等です。特にトイレが全体の約13%を占めており、道の駅の施設利用の観点からトイレを中心に施設計画がされています。駐車場は4カ所182台、その他の公園施設として、公園資材庫、防災活動資材庫、災害用備蓄倉庫、多目的テント2棟、デイキャンプ場3,200平方メートル、5カ所の広場1万8,000平方メートルなどがあり、指定管理者や市及び地域団体主催によるさまざまなイベントが平成26年度は51回開催されております。 また、当該地域は過去からのたび重なる水害を受けてきた歴史があり、過去の災害や対策のパネル、模型等を展示した防災アーカイブコーナーを設置し、地元小学校等が社会科授業で利用するなど、地域災害の後世への伝承、防災意識の高揚に活用しているとのことでした。 建設年度は、平成24・25年度の2カ年で、総事業費は9億9,900万円、内訳は建設費が9億8,000万円で、道の駅分が約7億300万円であります。財源は、国庫補助事業である社会資本整備総合交付金を活用し、補助率は55%です。 管理運営については、指定管理者制度を使い、(株)豊栄わくわく広場へ民間委託しています。主な委託内容は、農産物直売所及びレストラン運営、道の駅建物及び第1駐車場の維持管理です。運営状況は、平成26年度の入場者数は105万962人で、冬は降雪があるため、利用者は夏場に多い状況であり、冬場の利用者の増加が今後の課題とのことでした。施設全体での収支は440万円の支出増でした。この440万円は、指定管理費用として市が負担しています。道の駅施設以外の管理については、NPO法人きずなの森に市が業務委託しております。以上のような説明を受け、質疑に入りました。 初めに「施設設計の際の業者の決定方法は」の質問に対して、「通常このような施設を設計する場合は、プロポーザル方式やコンペ方式を採用することが多いと思いますが、この道の駅は、トイレを中心に施設の設計をお願いすることから、市内での実績もあるトイレ設計の専門業者と随意契約をいたしました。また、当初はトイレ設計のみと考えておりましたが、最終的には全体の設計をお願いいたしました」との説明がありました。 次に、「地域木材を多く使用しているようですが、使用率は」の質問に対して、「地域産である越後杉を使用しています。鉄骨づくりであるため木材の使用箇所は少ないですが、使用率は90%を超えています」との説明がありました。 次に、「日本トイレ大賞を受賞されたとのことですが、TOTOのトイレユニットを選定した経緯は」との質問に対し、「設計の仕様がTOTO製ではありましたが、特に他社の同等のものであれば問題ないと思われます。受注業者から出された承認願が、TOTO製で同じであったということです」との説明がありました。 次に、「地元野菜を使用したレストランとのことですが、利用状況と料理メニューの開発状況、レストランの従業員数と勤務体制は」との質問に対し、「昨年度は、5万1,610人、月平均で4,300人の利用者がありました。利用者の8割が昼間の利用で、夜間の利用は2割でした。昼間のみの営業との意見もございますが、市民の中には夜のみにしか利用できない方もいらっしゃることから継続して営業しております。また、料理のメニューについては、指定管理者の方で地元野菜中心のメニューを開発していただいております。レストランの従業員数は16名で、正社員3名、残りの13名がパートです。勤務については、昼夜交代勤務となっています」との説明がありました。 次に、「夜間の利用者が少ないとのことですが、何かふやす取り組みはされていますか」との質問に対し、「指定管理者と相談しながら取り組んでおります。夜だけの利用に対してご近所パスポートを発行し、夜間の利用については200円引きになるなどの特典を設けていますが、昼間の利用者が夜に移行しただけで、全体の利用者の増加にはなかなかつながらない状況です」。さらに「酒類の販売はされていますか」との質問に対し、「酒類の販売もしておりますが、道の駅ということもあり車で来訪される方が多いので、売り上げはさほど多くありません」との説明がありました。 次に、「駐車場については足りていますか」との質問に対し、「現在、普通車174台、大型4台、身障者用4台の駐車スペースがあり、特に不足している状況はありません。自転車の駐輸スペースはございますが、2輪車の駐車スペースは特に設けておりません。今後要望があれば検討してまいります」との説明がありました。 次に、「河川敷に建設されているとのことですが、河川管理者との協議はどのようにされたのか」との質問に対し、「この場所は、河川の水位が上昇した場合でも水没することがなく、治水上問題がない場所であるため、国と協議し河川区域指定をすることにより、特例として新潟県で最初に許可されました」との説明がありました。 次に、「農家レストラン以外の従業員数とトイレの維持管理について」の質問に対し、「農産物直売所については、正社員5名、パート12名で、道の駅は、駅長3名がパートでローテーションを組んで勤務しています。農家レストランを含め全体で36名です。また、トイレの維持管理については、指定管理者からさらに清掃業者に委託をされています」との説明がありました。 次に、「レンタサイクル及びデイキャンプ場の利用状況は」との質問に対し、「昨年度は、延べ158台の利用がありました。1回2時間の使用料が大人用自転車200円、子供用自転車100円で貸し出しており、自転車は大人用、子供用合わせて10台用意しています。デイキャンプ場の利用者は4,376人でした」との説明がありました。 次に、「トイレに係る維持管理費と定時清掃以外の清掃が必要になった場合の判断はどこがするのですか」との質問に対し、「施設全体で維持管理をお願いしておりますので、トイレに係る維持管理費分については把握しておりません。トイレ清掃については、基本的には指定管理者の方で判断し、指示しています。ただし、このたび、日本トイレ大賞を受賞したことにより、清掃作業員自体が小まめに巡回し、早めに対応していただいているようです」との説明がありました。 次に、「市内・市外からの利用者数及び平日・休日の利用者数の内訳は」との質問に対し、「年2回ほどアンケート調査を実施しております。そのデー夕によりますと見附市内30%、長岡市30%、近隣市20%、それ以外の県内15%、県外5%となっています。平日・休日の利用者数ですが、季節により多少異なりますが、平日が2,000人から3,000人、休日で5,000人、イベント時には1万人程度です」との説明がありました。 次に、「駅長が3人いるということですが、どのような方がなられているのか」との質問に対し、「市民の中から行政に精通している方にお願いしており、特に公募はしておりません」との説明がありました。 次に、「電気自動車充電設備の利用状況と維持費について」の質問に対し、「ことしから1回500円の有料化にし、現在、一月当たり30台程度の利用です。国の補助を利用して設置した関係で、5年間の維持費はかかりませんが、年間40万円程度です」との説明がありました。 最後に、「農産物直売所がJAの運営ではないのはなぜですか」との質問に対し、「この道の駅には、農産物直売所以外の施設もあるため、JAにもお話はいたしましたが、全体の管理運営は難しいとのことでした」との説明がありました。 以上、活発な質疑応答がなされた後に、道の駅「パティオにいがた」の施設見学を行い、視察研修を終了しております。
○議長(
安孫子和子君) 暫時休憩いたします。 休憩 午前11時43分 再開 午後 1時11分
○議長(
安孫子和子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 では、お願いします。
◆総務建設常任委員長(杉田しのぶ君) 次に、新潟県糸魚川市の概要について申し上げます。 糸魚川市は、新潟県の南西端にあり、北は日本海に面し、南は3,000メートル級の山々に囲まれ、名勝親不知・子不知、眼前に迫る岩山や清流姫川、海山の産物など、美しい景観と自然の恵み豊かなまちです。 糸魚川市は平成17年3月に旧糸魚川市と能生町、青海町の1市2町が合併して新設されました。平成27年11月1日現在の人口は4万5,156人、面積は746.24平方キロメートル、また平成26年度一般会計歳入決算額は341億7,662万4,000円であります。 研修に当たり、糸魚川市議会議長の倉又稔様から歓迎の挨拶をいただき、私からは吉見町の税収等の状況と視察研修の目的などを申し上げた後、「見える化による収納率向上」の取り組みについて説明を受けましたので、その内容について報告を申し上げます。 糸魚川市の平成26年度決算における市税収入済額は64億8,844万7,322円であります。収納率は現年課税分が99.4%、滞納繰越分が26.8%、現年・滞納繰越合計で98.3%となっており、現年度分、滞納繰越分いずれの収納率も新潟県内20市の中で1位とのことであります。 糸魚川市の市税の賦課徴収担当課は市民部市民課です。市民課の中には市税関係の係として納税係、市民税係、固定資産税係があり、今回視察させていただいたのは納税係です。納税係の職員体制は管理職(市民課長)1名、徴収担当3名、収納担当2名、新潟県地方税徴収機構派遣1名、徴収嘱託員2名の計9名体制です。市民課の中には市税関係を扱う上記3係のほかに、戸籍関係を扱う住民係があり、住民の異動に関する情報連携がスムーズに行われ、滞納処分等に効果を発揮しているとのことでありました。 糸魚川市の市税収納の取り組みには大きく分けて3つの取り組みがあります。1つ目は、「集合納税方式」の導入です。糸魚川市は合併を機に旧能生町、旧青海町が行っていた「集合納税方式」を採用いたしました。この「集合納税方式」とは、市民税、固定資産税、国民健康保険税などの納期を6月から翌年3月までの各月とし全10期(国民健康保険税は7月からの9期)に分けて期ごとに一まとめにした金額を口座振替や現金で納付する方式です。この納税方式とすることにより、毎月の納税額が均等になり、納税者にとって家計の立て方が簡単になるなど納税しやすい環境をつくり出すことができ、収納率の向上に寄与しているとのことでありました。 2つ目は、「見える化による収納率向上」の取り組みです。糸魚川市では、市税徴収対策として収納率などの中長期的な数値目標を設定し、滞納整理の進捗状況や滞納整理業務のスケジュールなどとあわせ全職員が見られるよう室内に大きな掲示板を設けて掲示(見える化)しています。このことにより仕事における到達目標が明確になるほか、滞納整理業務のスケジュールや業務の目標について全職員の共通の理解が進み、係間の協力もスムーズに行われ、収納率の向上に大きく貢献しているとのことでした。 糸魚川市の「見える化」の取り組みが成功している背景には、次のようなベースがあります。糸魚川市はそれを「『チーム納税』の結成」と表現しています。『チーム納税』とは、99%の善良な納税者は我々(納税担当者)の味方であるとして、市の財源確保という重要な任務を負う組織の一員であるという自覚を促すとともに、徴収困難案件や悪質滞納者に対しては、職員1人ではなく組織(チーム)として対処するという姿勢を明確に打ち出しているものです。 悪質滞納者等からの職員に対する暴言や脅迫めいた発言などについては、その都度メモをしておいて、時間を置かず、どう対処するのがよいかチームで検討し、1人で悩むことがないように情報共有と励まし合いを行っているとのことでした。また、これらの取り組みを端的に示すため「(A)明るく (T)楽しく (M)前向きに」、略して「ATM」というスローガンを制定しているとのことであります。 このような取り組みの結果、滞納整理業務という職員から敬遠されがちな職場が人気職場となり、「やりがいのある仕事」と認識されるようになったとのことでした。 3つ目、「滞納防止対策」の取り組みです。糸魚川市では徴収嘱託員が納税催告書の発布業務を行っていますが、時期を決めての一斉催告ではなく、全ての滞納者に対して、その状況に応じた個別の催告を行っているとのことでした。このことによって滞納者の「なれ」を防止しているとのことです。また、滞納になる原因の多くは納税者のルーズな姿勢にあることから、還付を受けられるケースなどを職員が根気よく指導し、場合によっては税務署まで同行することもあるとのことでした。このほか、ゲートキーパー研修を行い、単に滞納者に納税を促すだけではなく、滞納者の人生に向き合い、その状況を見極めて適切な対応をとるという取り組みも行っているとのことでありました。以上のような説明を受け、質疑に入りました。 初めに、「集合納税方式のメリット、デメリットについて」の質問に対して、「メリットは毎月の納付額が10回に均等分割されるため納付しやすいこと、納税通知書の発送が6月と7月の2回で済むため事務量が軽減されること、毎月一定額の納付のため、口座振替利用率が高いこと、督促状の発布回数が10回で済むため、郵送料の削減と事務量の軽減が可能なことなどです。また、デメリットは課税処理と収納処理にやや時間を要することです」との説明がありました。 次に、「徴収嘱託員制度の活用状況について」の質問に対して、「市域を東西に分けて担当する地区の訪問徴収、電話催告、文書催告などを行います。その後の無反応者については、職員に引き継ぎます」との説明がありました。 次に、「徴収嘱託員は2名とも元銀行員とのことですが、その理由は」の質問に対して、「特に元銀行員を指定しているわけではありませんが、結果として元銀行員が採用されました。銀行業務の経験が徴収業務に役立っている面はあります。また、銀行業務の経験を話してもらうことで、職員にも参考になる面があります」との説明がありました。 次に、「職員に対する各種研修の実施状況について」の質問に対して、「研修は県などの外部機関が主催する研修への参加とOJT研修を行っています。OJT研修は外部機関が主催する研修に参加した者による伝達研修、国民健康保険税課税基礎研修、生活保護認定要件と支給基準の算定研修、保育料・介護保険料等の強制徴収公債権一元化研修、ゲートキーパー研修などを実施しています」との説明がありました。 次に、「ゲートキーパー研修はいつから行っていますか。また、その受講者は」の質間に対して、「平成26年度に庁内で行われた他課主催の研修に納税係全員が参加しました。命の門番と言われるゲートキーパー研修は多くの滞納者と接触し、交渉を行っている納税係にとって重要な研修です」との説明がありました。 次に、「ゲートキーパー研修を受けて変わった点はどんなことですか」の質問に対して、「自殺の危険がある人などの情報を関係部署に必ず引き継ぐようになりました」との説明がありました。 次に、「見える化による収納率向上の取り組みにおける具体的な数値目標やスケジュールはどのようなものですか」の質問に対して、「数値目標は税目ごとの中長期の収納率の目標数値や滞納処分における差し押さえ件数の目標数値を設定しています。また、スケジュールの見える化については、A2サイズの紙に年間の事務の予定を書き込み、1枚で年間の全ての事務の予定がわかるようになっています」との説明がありました。 次に、「スケジュールの見える化による効果の具体的なものは」の質問に対して、「やるべき仕事や実施時期が明確になること、進行管理することで業務の漏れがなくなること、係員の事務量(繁忙期)が明確になり助け合いが生まれる。年間の業務を把握することで係員の意思統一が図られるなどです」との説明がありました。 次に、「数値目標の見える化による効果の具体的なものは」の質問に対して、「高過ぎず、低過ぎない。頑張れば達成できる目標値を設定し、毎日見ることで職員の達成感を引き出し、達成したことによるうれしさから、もっと頑張ろうという気持ちを引き出すことができることです」との説明がありました。 次に、「職員のモチベーションの維持・向上にとって大切なことは」の質問に対して、「当市のスローガンである、『明るく 楽しく 前向きに』をモットーに仕事は組織プレーで行うことです。個人で問題を抱えないで相談、意見交換を行うことにより、頑張っても結果があらわれないようなときにもモチベーションを維持するよう努力しています」との説明がありました。 次に、「困難な案件や無反応者に対する対応は」の質問に対して、「困難案件や呼び出し無反応者等、担当者だけでは解決できない案件は係内で協議し解決策を検討します。滞納者の来庁前に係の方針を決定しておきます」との説明がありました。 次に、「滞納を未然に防止するための対策は」の質問に対して、「納付忘れを防止する意味で、口座振替を推進しています。当初納税通知書発送時などに、銀行の窓口に行かなくても手続できるはがき型式の口座振替申込書を同封しています」との説明がありました。 次に、「強制徴収公債権の徴収を一元化しているとのことですが、一元化における組織体制と取り扱い債権の種類は」の質問に対して、「糸魚川市税外債権の徴収職員の設置に関する規則を制定し、保育所保育料、後期高齢者医療保険料、介護保険料の困難案件を市民課が引き受けています」との説明がありました。 次に、「滞納者の年齢構成はどのような状況になっていますか」の質問に対して、「年齢構成の統計はとっていないので、正確なことは言えませんが、当市の人口構成から見て高齢の滞納者も多くいることが推測されます。事実として年金の差し押さえも多数あります」との説明がありました。 次に、「相続放棄がされた土地に係る固定資産税滞納の処理について」の質問に対して、「相続放棄が確定した場合は、現地調査を行い、公売するか否か判断します」との説明がありました。 最後に、「滞納者のタイプ別対応研修資料がありますか」の質問に対して、「県が作成した問答集がありますが、外部には公表していません。市としての簡単な問答集のようなものは作成しています」との説明がありました。 以上、活発な質疑応答がなされ、糸魚川市の「見える化による収納率向上」の取り組みの視察研修を修了しております。 結びに、本委員会の視察に当たり、ご多用の中にもかかわらず、多くの資料と丁寧なご説明をいただいた見附市並びに糸魚川市の関係各位に心から感謝を申し上げ、
総務建設常任委員会視察研修報告とさせていただきます。
○議長(
安孫子和子君) ご苦労さまでした。 以上で閉会中の
所管事務調査報告を終了します。
△
町長提出議案の報告
○議長(
安孫子和子君) 日程第6、
町長提出議案の報告を行います。 本定例会に町長から提出されました議案は、お手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。
△
町長提出議案の上程及び説明
○議長(
安孫子和子君) 日程第7、
町長提出議案の上程及び説明を行います。 提出議案について町長より説明を求めます。 町長。 〔町長 新井保美君登壇〕
◎町長(新井保美君) 議長の命によりまして、本定例会提出議案の説明をさせていただきます。 議案第72号は、吉見町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例についてであります。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定に基づき、個人番号の利用に関し必要な事項を定めるため、この案を提出するものであります。 議案第73号は、吉見町基本構想を議会の議決事件と定める条例についてであります。吉見町基本構想を議会の議決すべき事件として定めるため、この案を提出するものであります。 議案第74号は、吉見町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例についてであります。知事の権限に属する事務処理の特例に関する条例による権限移譲に伴い、都市計画法に基づく開発許可等の基準を定めるため、この案を提出するものであります。 議案第75号は、吉見町税条例の一部を改正する条例についてであります。地方税法の一部改正及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、納税の猶予制度に関する規定の改正と所要の整備を行うため、この案を提出するものであります。 主な改正点といたしましては、マイナンバー制度の実施に伴い、町税減免申請書等の記載事項として個人番号を追加すること、納税の猶予制度の改正、町たばこ税の特例税率の段階的廃止であります。 議案第76号は、吉見町
事務手数料条例の一部を改正する条例についてであります。知事の権限に属する事務処理の特例に関する条例による権限移譲に伴い、開発行為許可等に関する事務手数料の設定を行うため、この案を提出するものであります。 議案第77号は、平成27年度吉見町
一般会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ8,080万7,000円を追加し、予算の総額を65億3,585万7,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、国庫支出金、国庫負担金、民生費国庫負担金1,905万4,000円の主なものは、障害者自立支援給付費負担金1,349万2,000円で、当該負担金を充てる歳出予算の増額が見込まれることによるものです。県支出金、県負担金、民生費県負担金952万7,000円の主なものは、障害者自立支援給付費負担金674万6,000円で、当該負担金を充てる歳出予算の増額が見込まれることによるものです。 県補助金、農林水産業費県補助金2,263万2,000円は、
農地活用促進事業費補助金で、農地中間管理事業に係る機構集積協力金へ充当するものです。 財産収入、財産売払収入、不動産売払収入2,390万円は、旧前河内保育園の土地の売り払いによるものです。 次に、歳出について主なものを申し上げます。民生費、社会福祉費、障害福祉費4,693万8,000円の主なものは、障害者自立支援給付費3,781万4,000円、障害児通所給付費861万2,000円で、実績を見込み増額するものです。 農林水産業費、農業費、農業振興費2,263万2,000円は、機構集積協力金で、農地中間管理事業を活用し、地域や関係者へ補助金を交付するものです。 諸支出金、基金費、財政調整基金費1,053万6,000円の減は、財政調整基金への積み立てを減額したいとするものであります。 議案第78号は、平成27年度吉見町
下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ804万円を追加し、予算の総額を5億3,883万6,000円といたしたいとするものであります。 歳入について申し上げますと、使用料及び手数料、下水道使用料2,279万円は、大口企業の使用料増加を見込んだものであります。 国庫支出金、下水道事業費国庫補助金500万円の減額は、社会資本整備総合交付金の確定見込みによるものであります。 繰入金、一般会計繰入金75万円の減は、国庫補助金の確定見込みに伴い、一般会計からの繰り入れを減額したいとするものであります。 下水道事業基金繰入金470万円の減は、基金からの繰り入れを取りやめたいとするものです。 町債、下水道事業債430万円の減は、国庫補助金の確定見込みに伴う特定環境保全公共下水道事業債の減額であります。 歳出について申し上げますと、総務費、一般管理費480万円は、消費税及び地方消費税額の確定見込みに伴うものであります。 事業費、建設事業費1,000万円の減は、国庫補助金の確定見込みに伴い、委託料600万円と工事請負費400万円をそれぞれ減額いたしたいとするものです。 維持管理費負担金補助及び交付金370万円は、使用料の増加を見込み、荒川右岸流域下水道維持管理負担金を増額したいとするものです。 公債費、元金は、財源組み替えをいたしたいとするものです。 諸支出金、下水道事業基金費884万円は、基金へ積み立てをいたしたいとするものであります。 予備費については、70万円の補正をお願いしたいとするものです。 議案第79号は、平成27年度吉見町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ350万円を追加し、予算の総額を2億6,837万4,000円といたしたいとするものであります。 歳入について申し上げますと、分担金及び負担金、農業集落排水費分担金350万円は、新規加入者の見込み増によるものであります。 歳出につきましては、総務費、一般管理費380万円は、消費税及び地方消費税額の確定見込みに伴うものであります。 事業費、建設事業費350万円は、公共桝設置工事で新規申し込み5件分を見込んだものであります。 諸支出金、農業集落排水事業基金費480万円の減は、基金積立金を減額したいとするものであります。 予備費については、100万円の補正をお願いいたしたいとするものであります。 議案第80号は、平成27年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ2万1,000円を追加し、予算の総額を2,024万5,000円といたしたいとするものであります。 歳入につきましては、繰入金、一般会計繰入金2万1,000円は、一般会計からの繰り入れをお願いしたいとするものであります。 歳出につきましては、総務費、一般管理費2万1,000円は、共済費、職員共済組合負担金の保険料が標準報酬制に移行したことによるものであります。 議案第81号は、平成27年度吉見町
水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。予算第3条の水道事業収益に5,024万1,000円を追加し、6億8,076万3,000円とし、水道事業費用に2,379万7,000円を追加し、6億4,420万7,000円といたしたいとするものであります。 収益的収入及び支出の収入について申し上げますと、営業収益5,024万1,000円は、大口企業の実績に伴う使用料の増加を見込んだものであります。 支出について申し上げますと、営業費用、原水及び浄水費1,668万1,000円は、使用料の実績見込みによる県水受水費の増額であります。配水及び給水費500万円は、漏水修繕の実績を見込み、修繕費の補正をお願いしたいとするものであります。 営業外費用211万6,000円は、消費税及び地方消費税の確定見込みによるものであります。 以上、議案第72号から第81号まで各提出議案につきまして、その概要を説明申し上げました。細部につきましてはそれぞれ担当課長から説明いたさせますので、慎重ご審議の上、いずれの議案も原案どおりご承認くださいますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○議長(
安孫子和子君) 以上で町長の提案説明を終わります。
△散会の宣告
○議長(
安孫子和子君) 本日はこれにて散会いたします。 (午後 1時38分)...